6月6日(土)、学童で「逃走中」のイベントを開催しました。
この逃走中には、少し特別な思い入れがあります。
コロナ禍だった2021年。子ども達が楽しみにしていたイベントが次々と中止になる中、当時の保護者会副会長だったAさんが中心となって、公園で逃走中を2回開催してくれました。
当時、私はハンターとして参加しました。ほとんどイベントがない中で、子ども達が「キャー!」と声をあげながら、楽しそうに公園を駆け回っていた姿を今でもよく覚えています。
あれから5年。
「また逃走中をやりたいですね」という声があがりました。支援員さんからも、「あの逃走中は楽しかった」と声をかけていただきました。
Aさんが子ども達のためにゼロから作り上げた逃走中を、今度は私がリブートしよう。そんな気持ちで準備を始めました。
一番心配だったのは、ハンターやお手伝いの方が集まるかどうかでした。5年前とはメンバーも大きく変わっています。当時一緒にハンターをしてくれたお父さん達も、すでに学童を卒業しています。正直、少し不安もありました。
ところが、呼びかけてみると、予想を超えてたくさんの保護者の方々が手を挙げてくれました。ハンター10名、お手伝いさんも10名。
「こんな企画をやりたい」と言った時に、すぐにこれだけの方が協力してくれて、そして大人も一緒になって楽しめる。改めて、学童という場所のすばらしさを感じました。

ルールやミッションは、支援員さん達と相談しながら考えました。特に低学年の子達も楽しめるように、捕まっても復活できるチャンスを多くする工夫をしました。
仲間を助けるための「復活カード」、ミッションをクリアすると自分のライフが1つ増える「1きカード」も導入しました。ルールが複雑になりすぎないように、説明はできるだけわかりやすく、実演も交えながら行いました。
そして当日。
私は気合いを入れて、スーツにサングラス姿で、ハンターとして向かいました。そんな格好をしてくる変わった人は自分くらいだろうと思っていたら、なんと他にも2人のハンター役のお父さんがスーツ姿で来てくれました。これには子ども達も大喜びでした。
他のハンターの方々も、黒い服にサングラス姿。全員が一列に並んだ姿は壮観でした。
しかも今回のハンターは、ただのハンターではありません。駅伝で全国大会に出場した大学生、海外の山にまで走りに行っているランナー、横浜市のマスターズ100m優勝者など、まさに猛者ぞろい。
その強力すぎるハンター達を相手に、どうすれば子ども達が最後まで楽しめるか。ハンターの人数や放出のタイミングには、かなり頭を悩ませました。
実際に始まってみると、低学年はどんどん捕まっていく一方で、高学年はなかなか捕まりません。低学年の子達は、捕まっても復活カードで仲間に助けてもらったり、ミッションをクリアして1きカードで身を守ったりしながら、何度もフィールドに戻っていきます。
牢屋には捕まった低学年の子達がどんどん来るのですが、すぐに復活して出ていってしまいます。これにはハンター側も焦りました。
最後は、計画以上のハンターを投入して総力戦に。それでも最終的には、3分の2くらいの子ども達が逃げ切り、大喜びでした。
2回戦目には、6年生もハンターに加わりました。サングラスをかけた6年生ハンター達が、今度は下級生たちを追いかける側として全力で楽しんでいました。
終わった後、子ども達に感想を聞くと、
「ハンターをもっと増やしてほしい」
「いや、もっと少ない方がいい」
「ミッションをもっと難しくして」
「いや、もっと簡単がいい」
「僕らもハンターをやりたい!」
など、たくさんの意見が出てきました。
そして「また逃走中をやりたい!」という声も。
子ども達が本気で逃げて、大人達も本気で追いかけて、みんなで笑って、盛り上がる。こういう時間を、また学童で作っていきたいと思いました。


